超音波検査室 >> 実際の症例 >> 乳腺領域 >> その他
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 27歳 女性


  数週間前から乳房の部分的な痛みに気が付いてはいたものの、そのまま放置していたそうです。



  ふと気が付くと、痛みと一致する部分に硬結が触れる事に気が付き、外来を受診された患者様です。




  超音波検査室で話を聞き、実際に痛みのある部分を触らせてもらうと確かに硬結が触れました。
  そこに、プローブをあてると、上のよううな画像が得られました。



  乳房内に明らかな無エコーの管腔構造が描出されています。



  無エコーの領域は皮膚直下に観察され、乳腺組織には連続していません。
  無エコー領域は乳頭部との連続性も認められず、走行している場所も皮膚直下から脂肪組織内で
  乳管の拡張像とは明らかに違う画像です。



  特徴的な画像なのですぐにモンドール病を疑いました。
  この無エコー部分は拡張した静脈なのではないか・・・・と。



  ドップラーをあててみましたが、血流が遅くてうまくカラーはのりませんでした。
  そこで、ドップラーをあてたまま少し圧迫すると、それに伴う内部の流動が観察されました。




  これが、その画像です。



  無エコー領域は管腔構造を示し、内部には圧迫にて流動を認め、場所は皮膚直下から脂肪組織内。



  レポートには、拡張した静脈の可能性を指摘し、モンドール病疑いと記載しました。